猪飼野ちいさな音楽祭2025
日時:2025年1月26日(日)14:00~17:30
場所:いくのパーク 多目的室(大阪市生野区桃谷5丁目5−37)
参加:入場無料・申込不要
主催:大阪大学COデザインセンター、いくのふらっとだいがく実行委員会
共催:NPO法人IKUNO・多文化ふらっと
協力:大阪大学大学院人間科学研究科未来共創センターIMPACTオープンプロジェクト、ひょんの実喫茶室、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ
◆プログラム◆
14:00-15:00
お話とうた:石垣から生野へ
出演 村上明美さん(八重山古典民謡保存会・沖縄宮古民謡協会村上明美研究所)
石垣島に生まれ、東京、大阪へと移住し、結婚を機に生野で暮らした当時の生野のくらし、その風景についてお話をうかがいながら、ご自身の支えとなった八重山・宮古の民謡をうたっていただきます。
15:00-15:45
ちいさな表現をあじわう
出演 きくたけももえさん(歌や絵やzine ちいさな表現のひと)
日々のくらしのなかで、みつけたもの、うかんできたことばを、うたいます。
生野のこどもたちの学習支援をおこなう、クロスベイスとの交流からも、うたがうまれるかもしれません。
16:00-16:45
ミニ・ワークショップ
出演 おとあそび工房さん
だれもが排除されずに参加できる、まだ見ぬ音楽とダンスをさがす旅をつづけるグループ、音あそび工房のみなさんに、みじかいワークショップをしていただき、だれもが参加できる表現の場のありかたについて、話しあいます。
16:45-17:30
特別出演 柏木敏治さん(水俣のフィールド・フォークシンガー)
前回の音楽祭「土地のうたをうたう」でメインゲストとして出演された柏木敏治さんに、水俣を生きるひとたちのうたを今回もうたっていただきます。
進行 ほんま なほ(大阪大学COデザインセンター)
「猪飼野ちいさな音楽祭」は、生野コリアタウン周辺の多文化まちづくりの推進・運営にあたるNPO法人「IKUNO多文化ふらっと」と大阪大学との協働プロジェクト「いくのふらっとだいがく」および大阪大学COデザインセンターが5年計画(延長の予定あり)主催する交流事業です。
この名称は、「猪飼野」「ちいさな」「音楽祭」という3つコンセプトからなります。
・「猪飼野」という名称は、古来から御幸森神社周辺が異文化の交流地でありつつ、20世紀のコリアタウン形成、21世紀からの多文化共生のシンボルです。
・「ちいさな」とは、多種多様なひとびとが肩をよせあってくらしてきた土地の風土のなかで、社会の主流にはならない少数のひとたちが、「おおきくなる」ことをめざしたり、主義主張で対立するしたりすることもなく、〈ちいさなつながり〉を日々そだてることを意味します。
・「音楽祭」は、衣食住という生活の基本とともにある、さまざまな表現活動を祝う場をさしています。
2023年12月に開催された第1回の音楽祭では、熊本・水俣より、柏木敏治さんをメインゲストに迎え、水俣の土地のうた、ひとびとのうたの演奏をいただき、参加者による「土地のうた」をそれぞれ紹介しました。
第2回の「猪飼野ちいさな音楽祭2025」では、大阪で活躍する「ちいさな活動」を紹介し、それぞれの活動の意義を理解しつつ、こうした多様なひとびとが参加する表現活動が、さらにこの猪飼野の地を中心にひろがっていくことをねがい、つづく音楽祭にバトンタッチしていければとかんがえています。