11月26日(日)に、韓国大阪青年会議所とNPO法人IKUNO・多文化ふらっとの共催で、「みんなで学ぼう食育!こども食堂」を開催しました。
この日は、IKUNO・多文化ふらっとが毎週金曜日に行っている「こども食堂~てんこもり~」のメンバーを含む地域の子どもたちなど約25人、保護者やIKUNO・多文化ふらっとのスタッフ、そして韓国大阪青年会議所のメンバーなどの大人たち約40人が参加しました。
当日は食の大切さを子どもたちに伝えるためのコンテンツがいくつか用意されました。イベントの冒頭では、韓国大阪青年会議所のメンバーが作成した手作りの食育動画を視聴しました。動画にはいくのパーク内でボランティアによって運営されている「いくPAの農園~ぐるぐる~」へご指導をいただいている農家“ひまりえん”の筒井さん、そして今回のイベントへの食材提供をいただいた“まごころ栽培農園”の田中さんにご出演いただき、農業の大変さや、子どもたちへのメッセージを語っていただきました。
動画視聴の後は、参加者が6つのグループに分かれ、一緒に食材を調理し、自分たちで作ったおいしいキンパ(韓国の海苔巻き)を食べました。
おいしいキンパを食べた後は、韓国大阪青年会議所のメンバーによる読み聞かせが行われました。食を題材にした朝鮮の昔話の、韓国語と日本語での読み聞かせです。きれいな韓国語の響きに保護者が耳を澄ませる姿も見られました。お話を聞いた後は、クイズ大会をしました!子どもたちからは、どんどんと手が上がります。正解した子は韓国のお菓子詰め合わせをもらいました。お菓子をもらった子どもたちは嬉しくてぴょんぴょんと飛び跳ねていました。お楽しみの後の片づけも、子どもと大人のみんなで取り掛かり、あっという間に終えることができました。
初めて出会った子どもと大人たちなのに、「レタス、おいしいから食べてみて」「わぁ、上手に人参を炒められたね!」「巻くのが上手だね~」「このみかん、食べていい?」「めっちゃ、おいしいね!」と声を掛け合って過ごし、イベントを通してすっかり仲良くなりました。食の大切さを学ぶという学習の要素もしっかりと欠かさず、しかし終始和気あいあいとした空気が漂い、とても楽しく時間を過ごすことができました。動画作成、絵本読み聞かせ、クイズ、そして調理の段取りなど、イベントの成功に向けて、韓国大阪青年会議所の皆さんに多大なるご尽力をいただきましたことを心から感謝いたします。