12/10(日)に、学習サポート教室DO-YAとこども食堂~てんこもりの子どもたち20人(小学生13人と、中学生7人)と引率のエンパシード(外国ルーツの若者)の2人、ボランティア2人を含む総勢27人が、奈良県狭川地域にある「クリムの森の学校」で行われた「Wウインターキャンプ ファーストキャンプ」に参加しました。西淀川地域のこども食堂「なもなも」の子どもたちや前日から宿泊していたメンバーと一緒に活動しました。
クリムの森では、「命のかがやきを取り戻す」をコンセプトに多様な大人たちが知恵を出し合い、訪れる子どもや大人に様々な体験や出会いを用意してくれています。
当日の朝、DO-YAとてんこもりの一同は7:50にいくのパーク正門に集合。2時間弱バスに揺られてたどり着いたのは、大阪とは別世界。温かく歓迎してくださった地元の方々にご挨拶をして坂を上っていくと、美しい山々に囲まれた開けた場にクリムの家がありました。
みんなでウェルカムドリンクをいただいた後は、体験の開始です。5つのコーナーでは、焚火、柿とり、餅花、串柿、脱穀を体験しました。子どもたちはいずれも興味津々で取り掛かり歓喜の声をあげました。「もう一個、芋が焼きたい~」「もっと柿を取りたかった!来年も来てもいい?」とクリムの大人にお願いをする子や、「おばあちゃんの家ではたくさん鶏を飼っていたよ」と、家族の住むベトナムやフィリピンの田舎の風景をニコニコで教えてくれる子もいました。
お昼ご飯は大きな鍋で炊いたほくほくのカレーと鹿の肉が入ったジビエ汁です。みんなで並んで順番を待つのも楽しい時間でした。「まだかなぁ~」と横で待っている小1に「こっちに並ぶんやで」と年上の子たちが丁寧に教えてあげます。
お皿に盛ってもらったカレーを抱えて古民家に戻ってくると、居間にあったコタツを見て、小さい叫び声をあげる子どもたち。「コタツって初めて見たよ!」と興味津々です。開けっ放しになった縁側からは焚火を囲む友達や、脱穀された稲が見えます。古民家に入り込む少し冷たい風を感じながら、みんなでコタツに入ってわいわいと過ごすのは、なんて楽しいのでしょうか。「来てよかったね。またみんなで来たいね。」
一つひとつの思い出を書き出しているときりがありません。子どもたちが自然と触れ合い、手仕事に没頭し、身体も心もリラックスする、かけがえのない時間を過ごすことができました。多岐にわたる細かい準備に奔走してくださったクリムの森の皆さん、活動を支えてくれたエンパシードとボランティアのメンバー、そして子どもたちを温かく迎えてくれた狭川地域の皆さん、皆さんに心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。