3月1日に外国につながる子どもサポーター養成講座(ブラッシュアップ)第5回を開催しました。
今回は二部構成で、一部は制度のはざまに置かれた子ども、若者たちについてIKUNO・多文化ふらっとにつながったダイレクト(学齢超過)の子どもたち、不就学の子どもたちの支援の実践報告を行いました。
母国で中学を卒業して来日したため中学へ編入できず自力で高校入試に挑む子どもたち、また外国籍であるがゆえ、義務教育の対象外とされ、置き去りにされてしまう状況を持つ子どもたちとどのようにつながることができるか、また「”たまたま“支援につながった」ではなく、どの子どもも等しく学ぶ機会が与えられるようにするためにはどうしたらよいのかを議論しました。

二部はいくつかのテーマを設定し、そのテーマごとにテーブルを分けて情報交換、意見交流を行いました。今回の講座はブラッシュアップということもあり、学校教員、保育士、国際交流協会職員、地域ボランティア、日本語支援員、市職員などすでに様々な地域、活動場所、立場で外国につながる子どもをサポートされている方が多く参加されていることもあり、体験談や具体的な事例を交えながらあちらこちらで活発な交流が行われました。
本講座は今回で最終回。参加された方からは「内容がどれも興味深く学びが多いです。それに加えて様々な立場の方々と情報交換することができ、新しい発見があります。」との声をいただきました。来年度も楽しく真面目にみんなで学ぶ講座を目指します。
