大阪市生野区の旧御幸森小学校の跡地活用として、今年(2022年)4月からいよいよ「いくのコーライブズパーク」(略称:いくのパーク)の開業に向けてNPO法人IKUNO・多文化ふらっとと株式会社RETOWNの共同事業体が運営主体となりスタートします。
2月25日(金)には、地元住民説明会(主催:NPO法人IKUNO・多文化ふらっと、株式会社RETOWN、御幸森まちづくり協議会、協力:生野区役所)が、同校多目的室で開催され、地域住民の方々をはじめ57名が参加されました。
住民説明会に先立って、大阪大学の学生である化生真依さんが御幸森小学校を題材に5年間をかけて創り上げた卒業作品が上映されました。同小学校を中心に広がる地域のまちづくりの過去・現在についての心象風景を「みゆきもりくん」に託して期待と愛情を込めて語る内容に、参加者は真剣なまなざしで見入りました 。
説明会の最初に、松本篤・㈱RETOWN代表が主催者あいさつに立ち、同社の紹介の中で本社機能を「いくのパーク」に移転することを報告した上で、生野区のまちづくりの可能性や意義について熱っぽく語りました。その後、地元の多文化共生のまちづくりのNPOである多文化ふらっとの森本宮仁子・代表理事が多文化共生のまちづくりの必要性と地域の方々の協力・参加が不可欠であることを強調しました。地元住民を代表として、宮崎隆志・御幸森まちづくり協議会理事長もあいさつされ、御幸森地域の住民として「いくのパーク」を盛り上げていこう、と述べるとともに、この施設が他の区内学校跡地活用のモデルになるように、と呼びかけました。
その後、多文化ふらっと、RETOWNの双方から具体的な跡地活用のビジョン、具体的な活用案、防災避難機能について説明が行われました。会場からさまざまな意見や要望なども出されるなか、有意義な意見交換が行われました。4月から6月末までの予定で校舎や入居スペースの改修工事が行われ、7月以降各事務所やオフィスなどが順次開業していきます。「誰もが暮らしやすい全国NO.1のグローバルタウン」を目指して、「いくのパーク」がいよいよ本格的に動き出します。