「ペッパー先生によるAI講座」を開催しました!
IKUNO・多文化ふらっとは、ソフトバンク株式会社のPepper社会貢献プログラムの一つとして、東京書籍株式会社のご協力によりpepperを貸与していただいています。そのつながりからこの夏、IKUNO・多文化ふらっと、追手門学院大手前中高等学校、ソフトバンク株式会社の共催で、「ペッパー先生によるAI講座」を開催しました。
タイトルの通り、講師はpepper。pepperを小学生にAIについて教えられる『講師』にすべく、様々なアイデアと技術をもって、追手門学院大手前中高等学校の中高生のプロジェクトメンバーによって、プログラミングした内容が展開されました。
まずはプログラミング体験。子どもたちに人気のあるScratchについて、pepperが使い方を説明してくれます。そしていざ実践です。参加者の小学生はキャラクターの体の向きやスピードなどを調節するなどして、キャラクターを思い通りに動かすために必要なことを考えます。黙々と自分の作業に向かう時間があったり、中高生にアドバイスをもらう時間があったり、お互いの作品を共有する時間があったり。あっという間に中高生と小学生が混ざり合います。
次にAIについてクイズ形式で学び、AIがどのように社会課題解決に活用されているのか動画で見たり、話を聞いたりしました。またchat GPTにつながった「ペッパー先生」に、いろいろな質問をしてみたりしました。そして、最後にAIがどのように学習するのか、またどうやって精度をあげていくのかをTeachable machineというプログラムを使って、画像認識を例に学びました。
小学生だけでなく、“プログラミング”や“AI”などになかなか慣れない世代の者にとっても、仕組みを体験でき、直感的に理解できる貴重な機会となりました。
気が付けば90分。休憩なしで小学校1年生の子どもでも夢中になって取り組める講座内容とその飽きさせない展開。追手門学院大手前中高等学校の皆さんの創意工夫が散りばめられた大変素敵な講座でした。またこの講座を組み立てるためのご指導をされた追手門学院大手前中高等学校の福田先生からは「生徒は先生を超えることができる。」という力強い言葉をいただき、「子どもたちが勝手に育つ環境や場」を創出することこそ、私たちが取り組むべきことだという思いを新たにしました。