"いくPAのこども食堂〜てんこもり〜"は毎週金曜日の15時〜19時、いくのパーク1階の多目的室で開催しています。小学生から高校生の子どもたちが毎週晩ご飯を食べにやってきます。
てんこもりのエピソードを紹介します。
てんこもりでは、「過ごし方は自分で決める」ことを大切にしています。子どもたちは、料理をする子、宿題をする子、ゲームをする子…と自分で選んだ過ごし方をします。
しかし、その中でも「自分が食べた食器は自分で洗う」ことだけは、全員にお約束としてやってもらっています(もちろん手を怪我しているときなどは誰かに代わってもらうのもOKです)。
最初は慣れなかったり、嫌がっていた食器洗いもだんだんと上手になり、狭いシンク周辺では異年齢の子ども同士が話しながら順番待ちをしたり譲り合ったりする大切なやりとりが見られるようになりました。
皿洗い中に、小学校高学年の子が「これはSDGsやなぁ・・・」とつぶやきました。
てんこもりではカレーやシチューなど油っぽいものを食べた日には、皿洗いの前に「ウエス(古布)」で食器類を拭きます。こびりついた油をウエスで拭いた後に皿を洗うと、水や洗剤を節約できるし、洗うのも簡単です。スタッフがそう説明すると、なるほど~と納得してやってくれました。おうちでやってみている子もいるようです。
それ以外にも、てんこもりでの調理を通して
「この野菜は初めて触った」
「かぼちゃを切るのは難しいね」と
いろいろな発見や気づきが子どもたち自身にあるようです。
ひとつひとつは小さなことですが、子どもたちには、将来、自分自身の手で自分の生活を整える知識を少しずつ得てほしいと考えています。
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