体験活動DO/CO「古武術遊びと裸足サッカー!?」を11月19日(日)に、いくのパークのグランドで開催しました。小学校から中学校までの子ども14名、おとな9名(見学を含む)の計23名が参加しました。主催はNPO法人IKUNO・多文化ふらっと、NPO法人クロスベイス、後援は天根流事務局。
肌寒い晩秋のこの日。いくのパークに集まった子どもたちは、「寒いから裸足はいやや」とか、「(ゲームはするが)サッカーは途中で帰るからなあ」とか、事前申し込みなしのまま当日その場に来る4人組の女子など、それぞれブツブツいいながら体験活動が始まりました。講師は廣田景一さん(支援学校教員・サッカーA級コーチ)で、大学体育会のサッカー部監督をやったり、哲学カフェを組織したり、身体性が大切などと実践したり、とても「面白い」人だ。とにかく、子どもたちへの眼差しが温かく、じーっと見る、その観察力が深い。
最初は、すでに緑色から茶色に変わったグランドの芝生いっぱいを活用した鬼ごっこ。すぐに子どもたちの元気な歓声が響き渡りました。続いてサッカーが始まりましたが、裸足になっているのは廣田さんと一緒にボランティアとして参加していただいたスタッフの2名だけ(笑)。子どもたちは全員くつを履いている状態。それでも全然かまわない。子どもたちは体いっぱいを使って芝生の上を走り回っていました。試合の途中で上半身裸になって、ラグビーのように手でもって走る小学1年生。とにかく空に向けてボールを蹴るのが好きな支援学校の子ども。休憩時間に自分の弟や妹に接するかのように気遣いながら、お茶を勧める中学生。ときおり響き渡る歓声と笑い声。
もの悲しい晩秋の青空が広がる「いくのパーク」のグランドに、心地よい「優しい」空気が充満していました。廣田さん、スタッフの皆様、参加していただき、あらためて感謝いたします。
~廣田景一さんのコメント~
ゲーム中にシャツを脱ぐ、ボールを手でもつ、ボールを蹴り上げる子、集まらない子、飽きる子、やっぱりやりたい子。後先考えずに今!やりたい!を爆発させる。彼らに応じる問題として取り上げない。次第に創発が生じサッカーになる。(のめらない・力まない・歪まない)を観る対象はコーチ自身のこと!子は誰でも(大人もやけど…)この場にいていいってことを感覚したとき、自ずから新しい自分が顔をちらつかせる。キラキラしていた。