2月10日(土)、体験活動DO/COの企画として、「つくってみようふくろうの本棚」を実施しました。
企画のきっかけは「いくPAの図書室ふくろうの森」の困りごと。多くの蔵書と限られたスペース、少ない予算の相談の中で、森番(図書室ボランティア)のお1人から「子どもたちと一緒に本棚を作りませんか」というお声がけをいただいたことで、この企画が生まれました。
この本棚づくりに参加してくれた子どもたちは小1~小6の13人と大人が少し。多くがふくろうの森ユーザーです。
まずは模型でどのようなものを作るのかイメージを共有します。そして実際の材料や道具を手に取り、皆でイメージを膨らませます。多言語絵本(実にいろんな形があるのです!)を収納できるようにしてほしいという事務局の依頼に、細かい調整が入ります。のこぎり、電動ドリル、金槌などこれまで触ったことのない道具を目の前にドキドキしている様子の小学生と、けがはしないかと違う意味でドキドキする大人。ものづくりの経験豊富で丁寧なボランティアにナビゲートしてもらいながら材料を切ったり組み立てたりしていきます。
「なかなか切れへん」「どうやってやるかわからへん」なんて口にしながらも、「こうしたらできるかも」とよりよい方策を考える姿は、見ているだけで勇気がもらえます。
作業後半ともなれば、電動ドリルもなんのそので、手つきも手際もどんどんよくなっていきます。
せっかくの機会だからと、端材を切ったり、くぎ打ちをしたり、木工用ボンドでつなぎ合わせたりできるように整えてくださったおかげで、本棚以外の創作活動に勤しむ様子も見られました。
同時並行でかまどベンチでのやきいもづくりも実施。どうやったら火をキープすることができるのか、火力を全体に行き渡らせるためにどうするのがいいかなど、自然発生的に話し合いが生まれ、「やってみた」「やってみてうまくいった」「やってみてだめだった」を体験する機会にもなりました。
できあがった本棚を眺めながら、ふっくらホクホクのやきいもを堪能したあとは、みんなで本棚を図書室に運び入れました。
子どもたちの充実した表情と「楽しかった!」「次はいつやるの?」の声に、また頑張ろうと力をもらえます。出来上がった本棚はこれから森番のみなさんたちと相談しながら整えていきます。
ふくろうの森に来られた際には、ぜひ子どもたちが作ってくれた本棚(サイン入り)を探してみてくださいね。