秋です。新米の美味しい季節ですね。
10月13日の秋晴れの日曜日、「稲刈り体験」を開催しました。
参加は22名。こども達11人、保護者6人、ボランティア2名、スタッフ3名の大所帯での活動となりました。
この稲刈り体験は、こどもみらい事業「体験活動DO/CO」として、ふらっとが主催し、いくパの農園「ぐるぐる」で、土づくりから野菜の育て方まで、たくさんのアドバイスをずっと頂いている「ひまりえん」さんのご協力のもと開催することができました。(「ひまりえん」さん、いつも本当にありがとうございます!)
当日は快晴。秋の遠足日和でした。
こども達のテンションは集合時点から高く、朝8時に集合した時から元気いっぱいでです。稲刈り体験をするためには、「ひまりえん」さんの田んぼがある金剛山のほど近くにある田んぼまで遠足です。いくのパークに集合して、みんなで電車とバスで乗り継ぎ向かいました。
移動中の光景はこんな感じで、一列移動がなんとも遠足のワクワク感と緊張感を感じてしまいます。いつもと違う景色の中を大移動です。
1時間半かけて「ひまりえん」さんに到着すると、まずはお米のお話しを教えてもらいました。いつも食べているお米、6月に植えた苗が5ヵ月の時間をかけて育てて実り、今日みんなで稲刈りができること。
真剣にお話しを聞いていました。
田んぼについて、今度はのこぎり鎌の使い方講座。今日は鎌での稲刈りです。
なかなか生活の中で鎌をもつことがないこども達は、興味津々。危ないこともちゃんと教わり、さて実体験です。
こども達の表情から緊張感が伝わります。鎌を持つのも、実際の稲を見るのも初めてのこども達も。安全第一。真剣に、大切に、稲の刈り方を教えてもらいました。
緊張の中でスタートした鎌での稲狩りですが、みんな一人で上手に鎌を使って狩ることができるようになりました。どんどん進みます。
途中からは稲刈りマシンも登場!
みんなのがんばりもあり稲刈り作業はどんどん進み、あとは天日干しの準備。
圧巻の天日干し、稲の束を6:4に分けてほしほし。約2週間天日に干すそうです。今日の作業はここまで。参加していただいたみなさん、お疲れ様でした。
稲刈りを体験しながら、「お米って、ひとつひとつはこんなちょっとしかならないんや」と、ボソッとつぶやいていた子がいてました。目でみて、触れて、感じるって大切ですね。実際に体験しながら学んだことって、理解も深く忘れないと思います。参加したこども達1人ひとり、感じたこと、考えたことがあると思います。教科書だけでは気づけない、世界が広がる貴重な機会となりました。
また、参加して頂いた保護者の方が、満面の笑みで夢中になって鎌での稲刈り作業に没頭していたり、稲刈りマシンを初体験した中国ルーツのお父さんが、ノリノリで刈り続けていたこと、そしてこども達が途中カエルを発見し大興奮、稲刈りどころじゃなくなり、走り回って田んぼのあぜ道で遊んでいたことも付け加えておきます。
それぞれ全力で一日を楽しみました。
IKUNO・多文化ふらっとでは、学習支援やこども食堂、体験活動など、子どもに関わる様々な事業を行っています。これらはご協力者の方々に支えていただくことで、より豊かな活動となっています。今回はひまりえん様(https://www.instagram.com/himarien31/)のご協力のもと、企画を実現することができました。ありがとうございました。
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