「IKUNO・多文化ふらっと」と「御幸森まちづくり協議会」
まちづくり連携・協力協定を締結!
大阪市生野区における多文化共生のまちづくりに取り組む「NPO法人IKUNO・多文化ふらっと」(代表理事:森本宮仁子/榎井縁)と、地域課題に取り組む自律的な地域運営の仕組みである「御幸森まちづくり協議会」(理事長:宮崎隆志)は、12月22日に、「大阪市生野区における御幸森小学校の跡地活用を核としたまちづくりに関する連携・協力協定」を結びました。
今回の協定は、学校跡地の公募を視野に入れて双方の団体が連携・協力するとともに、公募により選定された場合には地域住民の意向を最大限尊重しつつ、跡地活用を核としたまちづくりに向けて共同連帯して取り組むことを目的としています。クロスベイスの宋悟・代表理事が多文化ふらっとの事務局長を担っています。
生野区では少子化の加速を背景に、同区西部地域において公立小学校の12校が4校に再編される計画が進んでいます。大阪生野コリアタウン(御幸通商店街)に隣接する御幸森小学校も、来年3月末には創立から100年近い歴史に幕を閉じ、隣の小学校と再編統合します。
生野区は、跡地の利活用として「みんなの学校」「まちぐるみ教育」をコンセプトにした地域コミュニティ機能や防災機能などを持つまちづくり構想を提案してきました。跡地活用の運営主体は今後、公募によって選定される予定です。
この間多文化ふらっとでは跡地活用の企画案の策定や他の関係者との協働に向けた準備などを行ってきました。今年9月には大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)とも、今後3年間にわたって「多文化共生のまちづくりにおける学びのデザイン化拠点の構築」事業を協力プロジェクトとして取り組んでいくことが決まっています。今後の多文化ふらっとの活動に注目です。
左:IKUNO・多文化ふらっと代表理事 森本宮仁子
右:御幸森まちづくり協議会理事長 宮崎隆志