「いくPAのこども食堂〜てんこもり〜」は、毎週金曜日の15時〜19時、いくのパーク1階の多目的室で開催しています。小学生から高校生の子どもたちが毎週晩ご飯を食べにやってきます。夏休み中は毎週火曜日のお昼ご飯も提供しています。「暑いな〜」と言いながら子どもたちが遊びにきています。
てんこもりのエピソードを紹介します。
ある日、「こないだは、ごめんな」と小さい声で言ってくれたのは小学生のBさん。その前の週、何も言わずに活動場所を飛び出したBさんを「どしたんや〜」とスタッフが追いかけました。俊敏なBさんには全く追いつけませんでしたが、後ろ姿が自宅に入るのを確認してその場を離れました。そんなスタッフに「悪いことしたなぁ」とBさんは一週間思い続けていたのでしょう。まっすぐな目で言ってくれた「こないだは、ごめんな」でした。
「ちょっと痩せた?」と言ったスタッフの言葉に目を輝かせて喜んだのは高校生の女子。夏バテを心配したのですが、年頃の女の子には褒め言葉に聞こえたようです。必ずしも痩せているのがいいことではなく、どんな体型でもそのままのあなたが素敵だよ、と伝えたいけど、瞬時に言葉が出てきません。言葉を選んでいる私の横で「ぽっちゃりしてる私もすてき〜」と別の子が言いました。ばっちりのアシストに助けられました。
7/22と23に開催された「第3回いくの万国夜市」には「いくPAの農園〜ぐるぐる〜」や「IKUNO・多文化ふらっと」も出店しました。前日の金曜日、子どもたちがお店の布看板を書いてくれました。IKUNO・多文化ふらっとのロゴや、ぐるぐるで収穫できる野菜たちを描き、素敵な布看板の出来上がり。味のある布看板は大好評でした!
「めっちゃ、美味い!」
「今日はイマイチや」
「◯◯の味付けは薄すぎるな!」などなど、子どもたちの正直な反応のおかげで、関わる大人も毎回心から楽しんで参加することができます。