■まちづくり事業
「出会いと交流」の機会がないことが、互いの不安と不信の土壌をつくります。
では、「出会いと交流」の機会をつくればどうだろう。
視野が広がり、そこにはこれまでに見たことがない面白くて、豊かな風景が見えるだろう。「多文化クロッシングフェス」の実施
「広い世界」「異なる他者」を知ることは、「未知なる自分」を知ることにつながります。 安心・安全で寛容な環境は、人のモチベーションを駆動させます。
学校跡地を活用して外国ルーツの方と日本の方の出会いと交流を演出するする空間―「いくの多文化クロッシングフェス2022」を2022年10月30日(日)に開催しました。2018年に生野区役所が主催した「TATAMI TALK」の取り組みを引き継ぎ、多文化の音楽、ダンス、飲食など多様な文化を通じて、出会いと交流の場を演出し、約4,000人の地元住民や外国人らが集まりました。堆積した歴史と韓流ブームが交差する、年間200万人の来街者でにぎわう大阪生野コリアタウン(御幸通商店街)との連携も積極的に模索していきます。
地域と大学との連携・協力
〈ひとびとのあいだのちがい〉と〈ひとびとのくらし・生活〉から学ぶことを原点に。
地域と大学をつなぐ「知のキャンパス」を「いくのパーク」につくります。
持続可能な社会づくりをめざす大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)と連携・協力して、「いくのパーク」を舞台に、「多文化共生のまちづくりにおける子どもの学びのデザイン化拠点の創出」事業を協力プロジェクトとして展開しています。「いくのふらっとだいがく」を開講し、各種の講座やワークショップを開催しています。また大学から学生(院生)のインターンシップを受け入れています。
多文化コミュニティとの連携・協力
60か国以上の外国ルーツをもつ人々が暮らす大阪市生野区。
その存在は地域の活性化に向けた得難い「財産」にほかなりません。
多文化共生のセンターの活動や多文化イベントの実施など幅広い取り組みを通じて、外国ルーツの子どもや市民の一人ひとりと丁寧な関係を紡ぎながら、多文化コミュニティとの関係性を深めます。また外国ルーツの人々の思いや生活の様子などを、さまざまな情報発信ツールを活用して伝えていきます。
JR桃谷駅周辺自転車整備事業の受託・実施
地域団体及び行政などと協働するマルチパートナシップの力。
高齢者の方々の社会参加とNPOとの協働の機会を創出します。
大阪環状線にあるJR桃谷駅周辺地域自転車利用適正化協働パートナー事業を受託し実施しています。駅前の自転車放置禁止区域の留め置かれている自転車の移動業務や交通マナーの啓発などに取り組んでいます。現在、生野区内にある5つの地域団体が参加しています。こうした協働を通じて、地域住民とNPOの相互理解の機会をつくります。
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